人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

コーチング グラン・ジュテ 人は跳べる~あなたの気づける力・愛・言葉があれば~ 挑戦する勇気を!

教科書を教えるのではなく、教科書で教える

教師時代に大切にしていたことを、文章にしてみようと思います。
まず『教科書を教えるのではなく、教科書で教える』ということについてです。

教科書の内容を教えることはもちろん大事なことです。
ただ、教科書の内容を説明して教えるというのではないということです。

子どもたちが自分自身で、内容の何かと主体的にかかわって、
つかみ取るということです。
その場をいかに設定することができるかということです。
教師力ですので、ここに力を注ぎます。


かかわり方は一人ひとりのものです。
どうしても正解探しをしてしまいがちですが、
その前に、みんなをいかに土俵に乗せるか。
あるいは、いかに同じ船に乗せるかが私の関心事です。


「これ何?」とか、「わからない。」とか、「難しい!」というのは大歓迎。
「よし。ヤルゾ。」という子も。
「塾でやった。」という子もいます。

どの子にとっても、今日ここで考えることは、脳を使って苦労しないと
できないような出来事になるといいなあと思っています。


たとえ、やり方だけを知っていたとしても、
様々な子どもたちの動きの中で、
それを生かせるようにしてほしいのです。

その子らしくみんなに伝えることができて、「私は知っているよ。」と発信して
初めて知っていることが実を結ぶと考えます。

活動して新鮮な驚きを伝えること、
みんなで心を合わせて表現すること、
子どもたちのやりとりのなかで互いに導き出すもの、
友達のやっていることを真似すること。
互いのことを学び合う。
などなど・・・。

あります。あります。
見えます。見えます。

ワイワイガヤガヤ。
集中している。
遊んでいるようだけれど一生懸命。
むきになっている。
シーンとしている。でも考えている。
喜んでいる。
笑顔がいっぱい。
面白そう。


楽しんでいる。知的に楽しんでいる。
教科書から内容が飛び出して、教室の中で踊っている感じです。
子どもたちの手で踊らせているのです。


45分間を悪戦苦闘して取り組んで、
ああ疲れたということになると、
私の目的達成ということです。


みんなに話す。
みんなが聞いてくれる
みんなが納得してくれる。
これが手ごたえのあることなのです。
子どもの自己効力感につながります。


一人ひとりのパワーがあちこちから出されると、
一人では味わえないエネルギーが起こります。

集団で、かかわりながら学習する教室は、
自分なりの考えや思いが出せるところなのです。
学習する面白さをみんなで一緒に味わうところです。

教科書を教えるのではなく、教科書で教える_b0283396_1925465.jpg

「コーチング グラン・ジュテレター」
メルマガ登録はこちらから≫
by harukakkr | 2013-04-04 19:07
<< 丸つけ先生にはなるなと先輩に! 自分の世界を守るのはとても大切... >>